韓国インテリアも北欧インテリアも、白やアイボリーなどを基調としたインテリアです。
SNSなどで見かけるものの、この2つの違いがわからないと感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では韓国インテリアと北欧インテリアの違いとコーディネートのポイントについて解説いたします。
韓国インテリア・北欧インテリアとは
韓国インテリアと北欧インテリアは白やアイボリーをベースとした色使いや、柔らかな印象を与える曲線デザインなど共通点の多いコーディネートです。
両者のインテリアのイメージは湧くものの、具体的にどのようなインテリアを指すのかご存知ない方も多いのではないでしょうか。
まずは、韓国インテリア・北欧インテリアとはどのようなものなのか解説いたします。
北欧インテリアとは
北欧インテリアはフィンランドやスウェーデンなど北欧を中心に広まったインテリアスタイルです。
日照時間が短い北欧では、室内を明るく見せる工夫としてインテリアに白が多く使われています。
北欧は冬が長く家で過ごす時間が長いため、居心地の良さとデザイン性を兼ね備えたインテリアが発達しました。
シンプルながらも洗練された印象を与える北欧インテリアは多くの人々の心を惹きつけます。
韓国インテリアとは
韓国インテリアは、韓国のおしゃれなカフェのような、ナチュラルなテイストのインテリアのこと。
2020年ごろからSNSを中心に流行し始めました。
白やアイボリーなど淡い色を基調として、全体的にやさしい雰囲気でまとまっています。
ミラーやフラワーベース、キャンドルと言ったの雑貨に、ラウンドシルエットを取り入れているのも特徴的です。
韓国インテリアと北欧インテリアの違い
韓国インテリアと北欧インテリアはどちらも白を基調としたシンプルなインテリアスタイルです。
そのため、コーディネートをする際に韓国インテリアと北欧インテリアのどちらを選ぶか迷っている方も多いのではないでしょうか?
この章では、4つの観点から韓国インテリアと北欧インテリアの違いを解説いたします。
色使い
韓国インテリアと北欧インテリアで最も大きな違いは、インテリアの『色使い』です。
韓国インテリアは全体的に淡い色を使いますが、北欧インテリアではポイントで鮮やかな色を加えます。
韓国インテリア | 白・アイボリーが基調 アクセントカラーは淡い色 |
北欧インテリア | 白・アイボリーが基調 アクセントカラーは鮮やかな色・黒 |
■韓国インテリア■
韓国インテリアでは白やアイボリーが基調となります。またピンクやレモンイエローなど、アクセントカラーも淡い色を使うのが特徴です。グレージュやスモーキーピンクなどくすみカラーが使われることも多いです。最近は黒やグレーをきかせることでシャープな印象にまとめたインテリアもよく見かけます。
■北欧インテリア■
北欧インテリアも白やアイボリーがベースでです。しかし、アクセントには比較的はっきりとした色調を使います。青と黄色など対照的な色同士を組み合わせたり、差し色に黒を使ったりするなどコントラストは強めにまとめることが多いです。
家具のデザイン
韓国インテリアと北欧インテリアでは、家具のデザインにも違いがあります。
韓国インテリアはラウンドフォルムの可愛らしいデザインの家具が多く、北欧インテリアではシンプルで機能美に優れたデザインの家具が使われています。
韓国インテリア | ローインテリア&曲線的で可愛らしいデザイン |
北欧インテリア | 曲線的で機能美に優れたデザイン |
■韓国インテリア■
韓国インテリアは空間が広く見える【余白】を大切にしています。家具には、背の低いローインテリアが使用されることが多いです。また、ビーンズ型のミラーなどラウンドフォルムの可愛らしいデザインの雑貨や家具が使われています。
■北欧インテリア■
北欧では寒く厳しい冬の時間を豊かに過ごすため、シンプルで飽きのこないデザインの家具が好まれます。イーズムチェアのように無駄をそぎ落とした機能美あふれるデザインの家具が多いです。温かみを演出すために、天然木や曲線的なデザインが多く使われています。
素材
韓国インテリアと北欧インテリアでは、使用される素材にも違いがあります。
韓国インテリア | ラタン・リネン・ウッドなど天然素材・ドライフラワー |
北欧インテリア | 木材(オーク・ブナ)・ウールなど天然素材・繊維製品 |
■韓国インテリア■
韓国インテリアの特徴は、天然素材としてウッドやラタンが使われていることです。ラタンには独特の温かみや素朴さがあり、韓国インテリアらしい雰囲気を漂わせます。ミラーフレームやランプなどアクセントに取り入れてみましょう。パンパスグラスなどドライフラワーが使われることも多いです。
■北欧インテリア■
北欧インテリアでは温かみを感じさせる木材が多く使われます。また、ブランケットやクッション、ファブリックパネルなど繊維素材が使われることが多いです。心が躍るお気に入りのファブリック(繊維製品)を取り入れてみてください。
アクセント
韓国インテリアと北欧インテリアは、お部屋のアクセントにも違いがあります。
韓国インテリア | アイコニックな小物が使われる キャンドル・ミラー・チューリップなど |
北欧インテリア | 可愛らしいファブリックが使われる カーテン・ラグ・クッションカバーなど |
■韓国インテリア■
ビーンズ型のミラー、チューリップ、フラワーベースなど…。韓国インテリアと言えばアイコニック(象徴的)で可愛らしい小物も欠かせないアイテムのひとつ。そういった小物を取り入れるだけでも『韓国っぽ』な雰囲気を作ることができます。一人暮らしでも取り入れやすい手軽さも、韓国インテリアの魅力のひとつと言えるでしょう。
■北欧インテリア■
北欧と言えば、マリメッコやフィンレイソンなど、おしゃれな柄を取り扱うテキスタイルブランドも有名です。北欧インテリアはカーテンやラグ、クッションなどのファブリック(布製品)にアクセントを効かせましょう。思い切って大胆な色使いやデザインを取り入れてみてください。さり気なくファブリックパネルを添えるのもおすすめです。
韓国インテリアをコーディネートするポイント
韓国インテリアをおしゃれにコーディネートするポイントについて解説します。
ある程度の型が決まっていますので、簡単におしゃれな雰囲気にすることができます。
淡いトーンでまとめる
韓国インテリアをおしゃれにまとめるポイントは淡い色でまとめること。
色を加えるときもグレージュやスモーキーピンクなど、くすみカラーを選ぶようにしましょう。
グレーやシルバーを取り入れると、空間が引き締まった印象に。
ホワイトを中心にコーディネートすると、清潔感のある明るい雰囲気になります。
シャギーラグや小花柄のカーテンなど、ひとつまみの遊び心を加えると『こなれ感』のある空間になるでしょう。
■使用したアイテム
![]() \11,800~ |
![]() \2,700~ |
![]() \8,990~ |
背の低い家具を置いて余白を作る
韓国インテリアで大切なのは、空間の余白。
ローソファやローテーブルなど、できるだけ背の低い家具で統一すると良いでしょう。
背の低い家具でまとめると視界が広がるため、一人暮らしのワンルームを広く見せたいときにもおすすめです。
余白部分の壁にモダンなアートパネルを飾ると、より韓国インテリアらしい雰囲気にまとまります。
■使用したアイテム
![]() \11,800~ |
![]() \2,700~ |
![]() \5,990~ |
![]() \49,900~ |
ラウンドフォルムを取り入れる
しずく型のミラーやボンボンキャンドルなど、韓国インテリアではラウンドフォルムのアイテムが多く取り入れられています。
テーブルやラグ、ラックなどにも曲線のデザインを積極的に取り入れましょう。
角のないフォルムは、インテリア全体に柔らかく優しい印象を与えることできます。
■使用したアイテム
![]() \17,900~ |
![]() \2,700~ |
![]() \12,500~ |
![]() \13,900~ |
可愛らしい雑貨・小物を取り入れる
韓国インテリアは可愛らしい小物使いも魅力のひとつ。
ポスターや造花といった、ユニークな小物を飾ることで個性を演出しましょう。
■韓国インテリアに多い雑貨・小物■
- ウェーブミラー
- ボンボンキャンドル
- チューリップの造花
- フラワーベース
- パンパスグラス
- ポスター
韓国インテリアは、雑貨を飾るのと同じくらい余白を残しておくことも大切です。
所狭しと並べてしまうのではなく、ゆとりを持たせながら飾るようにしましょう。
空間の余韻が生まれることで、小物の存在感がさらに引き立ちます。
■使用したアイテム
![]() \11,800~ |
![]() \1,980~ |
![]() \15,900~ |
本記事のまとめ
本記事では韓国インテリアと北欧インテリアの違いについて解説いたしました。
北欧インテリアは、スウェーデンやノルウェーなどの北欧発祥のインテリアのことです。
一方、韓国のおしゃれなカフェをイメージしたインテリアを韓国インテリアと言います。
北欧インテリアと韓国インテリアの主な違いは以下の4つです。
- 色使い
- 家具のデザイン
- 素材
- アクセント
韓国インテリアと北欧インテリアの最大の違いは、色使い。
北欧インテリアでは水色に黄色を合わせるなど、コントラストの効いた色使いが特徴です。
韓国インテリアではアクセントにもくすみカラーを使い、全体的に淡い色でまとめます。
それぞれに違った良さがありますので、ご自身のお好みに合わせて取り入れるスタイルをお選びください。