犬用ラグ・カーペットの選び方とおすすめ9選

硬くて滑りやすいフローリングは、犬の足腰に負担の大きい床材。

フローリングで滑って転んでしまったり、勢い余って壁にぶつかってしまったり…。
床が滑りやすいと、転倒による骨折など思わぬトラブルを招く可能性もあります。

クッション性が高いカーペットを敷き、人もペットも快適に過ごせるお部屋づくりを目指しましょう。

本記事では犬との暮らしを安全・快適にするラグ・カーペットの選び方と、おすすめ商品をご紹介します。

犬との暮らしにカーペットが必要な理由

敷物専門店の立場として、犬が過ごす場所には、できるだけラグやカーペットを敷くようにおすすめしています。

その理由は以下の通りです。

カーペットを敷いて、愛犬も人も安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。

足腰への負担軽減

犬は本来、爪で地面を掴んで歩行する生き物です。
しかし、硬いフローリングの床では、爪を立てて踏ん張ることができず、足を滑らせてしまうことも。

ラグやカーペットは滑り止め効果が高く、愛犬が爪を立てて踏ん張ることができます。
また、クッション性が高いため、ワンちゃんがソファや代からジャンプした時の足腰への負担も減らせるでしょう。

特に小型犬に多い膝蓋骨脱臼には、足元が滑りにくい素材のラグやマットを敷くことが推奨されています。

フローリングの傷予防

カーペットはフローリングの傷予防にも効果的です。

犬は、スパイクのように床を掴もうと爪を立てて歩行する生き物。
フローリングでも爪をたてようとするため、床がボロボロになってしまいます。

カーペットが緩衝材の役割を果たすことで、フローリングに傷がつくのを予防できるでしょう。

階下への騒音対策

マンションなどの集合住宅で、ペットを飼っているときにトラブルになりやすいのが騒音問題です。

犬の足音や爪の音は、意外と階下に響きます。
ラグ・カーペットが衝撃を吸収することで、階下に響く音を軽減することが可能です。

しっかりと防音効果が欲しいときは、遮音等級を目安にお選びください。

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ワンちゃんが安全・快適に暮らせるカーペット選びのポイント

犬用カーペットは、ワンちゃんが快適に過ごせる機能選びが何より大切です。

この章では、ワンちゃんが安全・快適に過ごせるカーペット選びのポイントについて解説します。

カットパイル

犬用のラグやカーペットを選ぶときに大切なのが、毛足の形状です。

カーペットの毛足は大別すると、毛足が輪になっているループパイルと、切り揃えられているカットパイルの2種類があります。

ループパイルのカーペットは、ワンちゃんが爪を立てたときに引っ掛かる危険性があります。
爪が引っ掛かりにくいカットパイルのカーペットをお選びください。

また、クッションフロアのように毛足のないタイプも飼い主様から人気となっています。

長毛タイプのワンちゃんは抜け毛がカーペットに絡まりやすいため、お手入れしやすいクッションフロアや短毛のカーペットをお選びください。

滑り止め付き

せっかくラグやカーペットを敷いても、ワンちゃんの動きによってカーペット自体がズレてしまうと本末転倒。
ワンちゃんが走り回っても大丈夫なように、滑り止め付きのラグを選びましょう。

また、部屋全体に敷く敷き詰めカーペットもおすすめです。
家具の下に敷き込むことでズレにくくなり、お部屋全体の床を広くカバーできます。

当店では、1cm単位でサイズを決めていただける≪オーダーカーペット≫も販売しておりますので、ぜひご活用ください。

クッション性

ペットの足腰への負担を減らすには、クッション性が欠かせません。

特にソファやベッドの近くは、ワンちゃんがジャンプして着地する場所でもあります。
クッション性の高い、高反発や低反発のウレタンが入っているものを選びましょう。

お手入れのしやすさ（洗える・撥水・防水・抗菌防臭など）

ペットとの暮らしに汚れや臭いはつきもの。
洗える商品や、撥水・抗菌防臭機能付きカーペットなど、衛生的に使える商品を選びましょう。

こまめに掃除しておきたい方は、≪洗えるラグ・カーペット≫がおすすめです。
洗濯機で洗えるものなら、より簡単にお手入れすることができます。

食べこぼしや粗相など、日々のお手入れを簡単にするなら≪撥水ラグ≫を選びましょう。
水分が染み込みにくく、サッと拭き取るだけできれいにすることができます。

ワンちゃんの臭いが気になるときは、≪抗菌・防臭ラグ≫をお選びください。

汚れた部分だけ取り外して洗えるタイルカーペットも、ペットとの暮らしにおすすめです。

その他の機能（防音・ホットカーペット対応など）

ペットとの暮らしに合わせて機能を選びましょう。

マンションなど階下への騒音が気になる場合は、≪防音ラグ≫がおすすめです。

ペットの寒さ対策にホットカーペットや床暖房を活用されている方は、耐熱性のある≪床暖房対応ラグ≫をお選びください。

サイズ

ワンちゃんが過ごすスペース全てに敷物が敷いてある状態が理想です。
予算や敷き込みの難易度によっては難しいと思いますので、できる範囲から敷物を広げていきましょう。

ペットが過ごす時間の長い場所は、優先してカーペットを敷いてあげましょう。

家具の下に敷き込んだり、部屋全体に敷き詰めることでカーペットがズレにくくなります。

犬との暮らしにおすすめのラグ・カーペット9選

当店FROM FLOORはラグ・オーダーカーペットの専門店。
犬との暮らしにおすすめのラグ・カーペットをご紹介します。

ジョイナス

密度でへたりにくい高反発ウレタンラグ『ジョイナス』

高密度なウレタンを使用したクッション性の高い撥水ラグ『ジョイナス』。

高級マットレスにも使われる高反発ウレタンを使用することで、薄手でもしっかりとした踏み心地を実現。

ジョイナスは毛足の表面に撥水加工が施されているため、水をこぼしてもラグ内部に染み込みにくいです。

クッション性の高さとお手入れのしやすさを兼ね備えた1枚。

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ホリデープラス高反発

はっ水＆へたりにくい！高反発ウレタンラグ『ホリデープラス 高反発【厚み約25ｍｍ】』

厚さ25mmの高反発ウレタンを使用した撥水ラグ『ホリデープラス 高反発』。
高密度で弾力性に優れたウレタンが入っており、ワンちゃんが歩いたときの足腰への負担を軽減してくれます。

ホリデープラス高反発は表面に撥水加工が施されているため、水をこぼしても染み込みにくいです。
愛犬が粗相してしまったときも、心にゆとりを持ってお手入れすることができます。

毛足が短いため愛犬の毛が付着してもコロコロで簡単にお手入れ可能です。

ペットも飼い主も嬉しい1枚。

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厚さ25mm以外にも、薄手で段差の少ない≪厚さ18mmタイプ≫やボリュームたっぷりの≪厚さ50mmタイプ≫も人気です。
使い方に合わせてお好みの厚みをお選びください。

クッションフロア

消臭＆表面強化クッションフロア『クッションフロアラグ　超音波カット』

お手入れのしやすさで選ぶなら、クッションフロアがおすすめです。
クッションフロアは愛犬の滑り止め対策、足腰への負担軽減、汚れ対策が全てが叶う優れもの。

ラグのような毛足がなく撥水性が高いため、液体がこぼれても染み込む心配もありません。
犬の毛もラグに絡まりませんので、掃除機で簡単にメンテナンスが可能です。

薄手でもクッション性が高く、歩行時や飛び降りたときの衝撃をしっかり吸収してくれます。
普段過ごすスペースやジャンプしやすいソファ前に敷いておくと安心です。

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ノーラ

モロッカンデザインの洗濯できるラグ『【MONOA+シリーズ】ラグ　ノーラ　グレー』

かすれたモロッカン風のデザインがかわいいラグ『ノーラ』。

歩いたり遊んだりしても爪が引っ掛かりにくいカットパイル。
滑り止めがついているためペットも歩行しやすく、のびのびと過ごすことができます。

万が一愛犬が汚してしまっても、洗濯機に入れて丸洗いも可能です。

ペットファーストでもデザインを諦めたくないという方におすすめの1枚。

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マーレ2

防ダニ＆消臭機能付きのペットとの暮らしに最適なラグ『マーレ2』

愛犬の抜け毛が気になる方におすすめのペット向けラグ『マーレ2』。

ペットの抜け毛を掃除しやすい特殊な素材を使用しています。
家庭用の掃除機をかけるだけで、ペットの抜け毛も簡単に除去することが可能です。

また、消臭や防ダニなど愛犬との暮らしに嬉しい機能も装備。
ペット臭や生活臭を無害な物質に分解してくれます。

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プルーフ

超強力撥水&防ダニ&防音機能付きタイルカーペット『プルーフ』

タイルカーペット『プルーフ』は、撥水性の高さが何よりの魅力。
できあがった商品ではなく、糸そのものに撥水加工を施すことで内部までしっかり撥水効果を発揮してくれます。

万が一汚れてしまっても部分的に取り外して洗える点も、タイルカーペットならではの魅力。

50cm四方の小さなタイルですので、リビングはもちろん廊下など限られたスペースにも敷き込みやすいです。
リビングからペットスペースまで、様々な場所で活躍してくれます。

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オリス

はっ水機能でペットや子どもにも安心の高密度オーダーカーペット『オリス』

ワンちゃんの粗相が心配な方におすすめの超強力撥水カーペット『オリス』。

オリスは撥水効果が非常に強く、水をこぼしても水滴のように転がり染み込みません。
当店スタッフが実際に水を垂らして検証したところ、一晩経っても水滴のまま残っていたほど。

オリスはインテリアに調和しやすいニュアンスデザインも魅力です。
また、サイズを1cm単位でオーダー可能で、お部屋のアクセントとしても、広範囲の敷き詰めカーペットとしてもお使いいただけます。

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≪廊下敷きタイプ≫は細長い場所にも敷き込みやすいので、廊下の滑り止め対策にもおすすめです。

バンジュ

消臭&はっ水機能でお手入れしやすいオーダーカーペット『バンジュ』

敷き詰めカーペットでも衛生的に使いやすいオーダーカーペット『バンジュ』。

撥水&防汚が施されており、万が一汚してしまったときも拭き掃除しやすいです。
ペット臭や生活悪臭を無害な物質に分解してくれる消臭機能『トリプルフレッシュⅡ』が搭載されています。

バンジュは1cm単位のサイズオーダーの他に、凹凸加工や円形・楕円形カット加工も可能です。
お部屋やペットスペースに隙間なく敷き詰めていただけます。

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レモド

強力はっ水＆防汚機能のカットパイルカーペット『レモド』

広範囲で敷き詰めたい方におすすめの撥水&防汚加工付きオーダーカーペット『レモド』。

抗菌防臭・防ダニ・低ホルムアルデヒドなど愛犬も安心して過ごせる機能が揃っています。

レモドは強力撥水加工が施されているのも魅力です。
万が一粗相をしてしまったときもタオルでサッと拭き取ることができます。（※長時間放置すると染み込んでしまうことがあるためご注意ください。）

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犬用カーペットに関するQ&A

最後に犬用のカーペットを選ぶときに気になる質問にインテリアの専門店がお答えします。

ラグ・カーペットに粗相した時のお手入れ方法は？

カーペットに粗相してしまった場合、臭いが残るとトイレと勘違いしてしまうことがあります。
速やかに片付けをし、臭いが残らないようにしましょう。

尿や糞はアルカリ性の汚れです。
クエン酸などの酸性の洗剤を使うと、効果的に汚れを落とすことができます。

カーペットを洗うときの注意点は？

ペットは自分の臭いのついているものに安心感を覚えます。
衛生面も大切ですが、カーペットの洗いすぎには注意が必要です。

汚れたときに洗う、ワンシーズンごとに洗うなど必要に応じて洗う程度にしましょう。

また、ワンちゃんは匂いに敏感な生き物。香りの強い柔軟剤は苦手な子も多いので控えてあげる方が無難です。

犬用カーペットが必要な部屋は？

基本的は、ペットの過ごす全てのスペースにラグやカーペットが敷かれている状態が理想です。

リビングなど、ペットの過ごす時間が長い場所にはクッション性の高いラグを敷きましょう。

床対策として見落とされやすい場所が廊下です。
廊下は、飼い主が帰ってきたときにお出迎えする、お散歩に向かうために玄関に向かうなど、ワンちゃんが走りやすいシチュエーションが多い場所。
足腰への負担を減らすためにも≪廊下敷きカーペット≫を敷いておくと安心でしょう。

また、ソファやベッドなどの段差のある場所でも、着地場所に厚みのあるラグを敷いておくようにしましょう。

犬のいる部屋にタイルカーペットはおすすめですか？

1辺が40～50cm程度の小さなタイルを敷き詰めて使用する、タイルカーペット。
機能性が高く、取り外して部分洗いしやすいことから、ペットオーナー様にも人気の敷物となっています。

洗い替えしやすい、撥水加工付きや水洗いできるタイルカーペットをお選びください。

タイルカーペットを使われるときは、洗い替え・敷き替え用に少し多めに購入されることをおすすめします。

本記事のまとめ

本記事では犬との暮らしに最適なラグ・カーペットの選び方とおすすめ商品を紹介しました。

フローリングは犬にとって滑りやすく、足腰への負担も大きいです。
犬の過ごす場所には、滑りにくく、クッション性に優れたカーペットを敷いてあげましょう。

犬のいる部屋に敷くラグ選びのポイントは以下の通りです。

• カットパイル
• 滑り止め付き
• クッション性
• お手入れのしやすさ
• その他の機能

カーペットは、爪が引っ掛かりにくいカットパイルお選びください。

ラグやカーペットを敷いて、ペットも人も安全・快適に過ごせる空間を目指しましょう。