FROM FLOOR COLUMN

夏のラグはどうしてる?暑い季節に最適なラグの選び方

夏のラグはどうしてる?暑い季節に最適なラグの選び方

肌触り良く、足元を暖めてくれるラグ。
冬は足元を暖めるのに最適なにラグですが、夏はどうするのが良いのでしょうか。

夏にラグを敷くと暑苦しくなるのでは?と心配な方もいるかもしれません。

素材や毛足の長さなどの選び方によって使用感が変わります。
通気性が良いものや、吸湿性の高いラグをお選びいただくことで夏のインテリアを涼やかに演出できるでしょう。

本記事では、夏にラグを敷くメリット・デメリット、そして夏を快適に過ごせるラグの選び方を解説します。

夏にラグを敷くメリット・デメリット

ラグと言えば冬の印象が強いですが、たくさんの方が夏にもラグを使用されています。
むしろ、夏だからこそ感じるラグのメリットも多くあるのです。

まずは夏場、フローリングにラグを敷くメリットとデメリットをご紹介します。

夏にラグを敷くメリット

夏にラグを敷くメリットには以下のようなものがあります。

■夏にラグを敷くメリット

  • サラッとした肌触り
  • 季節感を取り入れられる
  • 座り心地が良い

ラグのサラッとした手触りは、汗ばむ夏もサラッと快適です。
合板素材のフローリングは通気性が低く、汗をかくとべたついてしまいます。
フローリングの上にラグを敷くことで、床に触れたときのベタベタした感覚を軽減することができるでしょう。

また、ラグを敷くことで、インテリアに夏らしさやを取り入れられることもメリット。
アイボリーや水色など爽やかなカラーのラグ、素朴な風合いの天然素材のラグなど、視覚から涼やかさを演出してくれます。
青などの寒色は体感温度を下げる効果もありますので積極的に取り入れてみてください。

クッション性の高いラグをお選びいただくことで、夏の床座生活を快適に過ごすことができます。

ラグを敷くデメリット

夏にラグを敷くことにもデメリットはあります。

■夏にラグを敷くデメリット

  • こまめなお手入れが必要
  • 薄手のラグは身体が痛くなりやすい
  • かえって暑く感じられることもある

夏は汗をかきやすい季節。
肌に触れて使用するラグは汗が付着しやすいため、他の季節以上にこまめなお手入れが必要になります。

夏に使いやすい薄手のラグじゃ1枚ではクッション性が足りず、逆にクッション性の高さを優先して毛足の長いラグを選ぶと暑苦しく感じられることも。
夏のラグは目的に合わせて快適に過ごせる1枚を吟味する必要があります。

メリットとデメリットを天秤にかけ、夏にもラグを使用し続けるのかご検討ください。

夏を涼しく過ごせるラグの素材

コットンラグを触る手

夏に使いやすいラグ選びのポイントは『素材』です。
カーペットは使用される素材によって手触りが大きく変わります。

汗ばむ季節も快適に使用できるよう、さらっとした肌触りの素材をお選びください。

この章では夏ラグに最適なラグの素材を5つご紹介します。

カーペットに使用される素材の種類については、こちらの記事でも詳しく紹介していますのでご参照ください。

綿

おしゃれな綿ラグ

綿・コットンは綿花などから取れる種子毛を原料とした素材です。
肌への刺激が少なく、吸水性・通気性に優れていることから肌着などにも使用されています。

汗などの水分もしっかり吸取ってくれるため、綿素材のラグは暑い夏でもさらりと快適です。

また、綿は水に強い性質があり、洗濯機で洗えるラグも多くあります。

麻ラグ

次にご紹介するのが、植物の葉や茎から作られる『麻』。
素朴でざっくりとした風合いの麻は、夏らしい爽やかなインテリアと相性が良いです。

麻には亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)、大麻(ヘンプ)、黄麻(ジュート)などがあります。
麻は天然素材の中でも非常に強靭で、水に濡れると強度が増す特性を持つ素材です。

熱伝導率が高い麻は、肌に触れたときに体温を奪って放熱し、涼感や接触冷感を与えてくれます。
吸水発散性も高いため、汗ばんでもお肌がべたつくことなく快適にお過ごしいただけるでしょう。

水に濡れると伸縮する素材のため、洗濯できない麻ラグも多いです。
ラグが洗えないときは、こまめに拭き掃除をおこなってください。

ウール

ウールラグの上を歩く人

冬のマフラーやセーターに使われるのイメージが強い『ウール』は、実は夏ラグとしてもおすすめの素材です。

ウールは吸湿性が非常に高く、綿の約2倍、ポリエステルの約40倍の吸水率と言われています。
湿気をたっぷり吸取ることができるため、触れたときもサラッとしているのです。

一方、水滴などの大きな水分は弾く効果があり、飲み物をこぼしてもサッと拭き取ることができます。

夏だけでなく冬まで敷きっぱなしで使用したい方は、ぜひウールラグをお選びください。

い草

日本の夏に欠かせないのが『い草』です。

い草は畳にも使用される素材は、吸湿放湿性に優れています。
繊維の中に沢山の空気を含んでおり、湿度の高いときは湿気を吸収し、空気が乾燥しているときは湿気を放出します。

い草は抗菌効果が非常に高く、汗をかく季節にも衛生的にお使いいただける素材です。

い草の優しい香りにはリラックス効果のある成分が含まれており、鎮静作用やストレス軽減効果も期待できます。

接触冷感素材

繊維加工技術の進歩により、触れたときに涼やかさを感じられる素材が開発されています。
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維を使用しているため、洗濯できるラグも多いです。

繊維にキシリトールやメントールを付与することで、汗や湿気を吸収・放熱した際に涼感効果を与えるもの。
熱伝導率が高いアルミ基布を挟み込むことで、冷房の冷たさを素早くラグに伝えるもの。など、接触冷感素材には種類がいくつかあります。

冷房を頻繁に使用するのかなど、お部屋での過ごし方に合わせて最適なラグを選びましょう。
また、冷感効果の持続時間や耐久性はラグによって異なるためご注意ください。

夏を快適に過ごせるラグの選び方

ラグを選ぶ基準は素材だけではありません。
夏に使用するラグを選ぶときには、素材以外にも着目すべきポイントがいくつかあります。

この章では、夏を快適に過ごせるラグの選び方をご紹介します。

毛足の長さ

手触りの良いシャギーラグ

シャギーラグをはじめとする毛足の長いラグは、手触りや踏み心地の良さが魅力です。
しかし、夏場にシャギーラグを使用すると、汗によって毛足が肌に密着してしまう可能性があります。

夏のラグを選ぶときは、毛足が長すぎないものを選びましょう。

お手入れのしやすさ

洗濯機に入れてラグを洗う

肌に触れて使用するため、清潔に使えるように気をつけましょう。

洗濯機で洗えるラグが理想ですが、天然素材のラグは水洗いができないことも多いです。
洗うのが難しいラグは、こまめに拭き掃除をして汚れを落としてください。

洗濯できないラグやカーペットのお手入れ方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

クッション性

ゆったりと寛いで眠れるウレタンラグ『ワンダフィ』

ラグを使用していて「薄い」「フローリングに座っているようで身体が痛い」と感じたことはないでしょうか?

夏用のラグは洗濯しやすいように薄手で軽いものが多いです。
その分、厚みのあるラグに比べてクッション性が乏しくなります。

毛足の長いラグではなく、毛足が短くともクッション性の高いラグを選ぶことが重要です。

座り心地重視でラグを選ばれるのであれば、ウレタンの入ったラグ、毛足の密度の高いラグがおすすめです。

青いラグが敷かれた部屋

色の持つ心理効果を活用すれば、夏をさらに快適に演出することが可能です。

青や水色は寒色と呼ばれ、体感温度を下げる効果があります。
寒色系のラグを敷いて、夏を涼やかに彩りましょう。

アイボリーやベージュなど、寒色以外のラグを使用しても問題ありません。
通年同じラグを使用する場合、寒色を選ぶと冬に寒々しく見えることがあるため、ニュートラルな色をお選びください。

また、赤やオレンジなどの暖色系は体感温度を高くする効果があります。
夏に使用すると暑苦しく見えるため、ポイントで取り入れるなど使い方に注意しましょう。

夏におすすめのラグ7選

最後に、夏を快適に演出するおすすめのラグをご紹介します。

シーズンズ

ラグ『シーズンズ』

リバーシブルでご使用いただけるウレタンラグ『シーズンズ』。
裏表で春夏と秋冬、それぞれに適した加工を施しています。

春夏用のニット素材には接触冷感生地を使用。
ウレタンには冷感ジェルを塗布することで、ひんやり感の持続性も高いです。

リバーシブルラグ『シーズンズ』

秋冬ようのフランネル素材は、撥水効果と蓄熱ウレタンを使用。
ウレタンが蓄熱と保温効果を発揮し、寒い冬をじんわり暖かく演出します。

計20mmのウレタンは底つき感が少なく、高い防音効果も発揮してくれるでしょう。

ご家庭で手洗いもできる、夏も冬も使いやすいイージーケアラグです。

リブエル

サマルカンダリアコットンのラグ

希少な最高級綿「サマルカンダリアⓇ」を使用したラグ『リブエル』。

サマルカンダリアは、ウズベキスタンの古都・サマルカンドで栽培される希少な綿のこと。
ステップ気候から地中海気候へと移り変わる、湿度が低く温暖な気候は綿花を育てるのに最良の環境です。

恵まれた環境で育てられた綿花の中でも、毛足が長く柔らかなものだけを丁寧に手摘みしています。

コットンラグの繊維に触れる手

太く密度の高い繊維はしっかりとした弾力を生み、耐久性も高いです。

綿本来の風合いを生かした淡いアイボリーカラーとシンプルなデザイン。
高さの異なる毛足が織りなす模様は、空間に奥行きを与えてくれます。

ラーソン

ジュートラグ『ラーソン』

ご自宅にリゾートの風が吹き込む爽やかなジュートラグ『ラーソン』。
ざっくりとしたテクスチャーのジュートは、夏ラグに人気の素材です。

黒い素材を編み込んだストライプ柄は、空間を引き締めるアクセントに。

ジュートラグ『ラーソン』

天然素材ジュートを100%使用。
サラリとした感触は素足で歩いても心地よいです。

ほど良い厚みですので、季節ごとに敷き替えても省スペースで収納ができます。

テッド

コットンラグ『テッド』

地球への優しさと、上質な暮らしを両立させるサスティナブルな綿混ラグ『テッド』。

原料として使われているのは、生地をカットする際に生じる無染色コットンの切れ端。
捨てられるはずだったその切れ端を「素材」として再利用したエコなラグです。

エシカルな綿混ラグ『テッド』

再利用素材ではありますが、綿ならではの素朴さや高い吸水性は存分に発揮してくれます。

無染色コットンならではの色ムラや個体差があり、ひとつとして同じものはありません。
自然の恵みが生み出す、豊かな風合いをお楽しみください。

メロア

綿ベロアのラグ『メロア』

コットン100%のベロア生地を贅沢に使用したラグ『メロア』。

ベロアと言えば秋冬のイメージがあるかもしれませんが、メロアは違います。
吸水性の高い綿素材を使用しているため、汗ばむ季節もサラリと快適です。

綿ベロアラグの繊細なタッチ

立体感のある可愛らしいキルトと優しいニュアンスカラーがお部屋を彩ります。

シンプルだからこそ伝わる手触り良さ、上質な素材感をお楽しみください。

ソヨカ

夏にも最適なウールのインドギャッベ『ソヨカ』

職人の手仕事が織りなす、涼感と心地よさ。
天然ウール100%のインド製ギャッベ『ソヨカ』。

ウール素材を100%使用しているので、吸湿性・通気性が高く、夏でもサラリとしています。

おしゃれなウールラグ『ソヨカ』

お色はナチュラルなアイボリーと、深みのあるブルーの2色展開。
砂漠の夜を連想させる深いブルーは、お部屋に涼やかな印象を与えながらもインテリアにそっと寄り添います。

夏の酷暑を忘れさせる爽やかな1枚をあなたに。

ラグサイズ以外にも、玄関マットやキッチンマットサイズもご用意。
ラグ・マットをまとめて購入し、トータルコーディネートを楽しむお客様もいらっしゃいます。

アルタ

爽やかなウールラグ『アルタ』

暑い季節に爽やかな風を運んでくれる、民族柄のウールラグ『アルタ』。
アンティーク調のターコイズブルーの色彩美が、夏のリビングを涼やかに演出します。

ウール100%のラグ『アルタ』

ラグ表面はウール素材を100%使用し、裏面には綿布張りを。
どちらも調湿性に優れた天然素材ですので、汗ばむ季節にも快適です。

ループ状になっている高密度の毛足は、肌にまとわりつくことなくサラッとした感触を保ちます。

本記事のまとめ

本記事では夏を快適に過ごせるラグの選び方について解説いたしました。

夏にラグを敷くことで、汗によるべたつきを軽減してくれます。
ラグは繊維内に空気を多分に含んでいるため、エアコンの冷たい空気をキープしてくれるでしょう。

毛足の長いラグは暑さが増してしまうため、涼しく過ごしやすいラグ選びを心掛けください。

夏に使用するラグは、綿や麻、ウールなどの天然素材のラグがおすすめです。
天然素材は通気性が良く肌触りがサラッとしています。
また、触れたときに冷たく感じられる接触冷感加工が施されたラグも夏に最適でしょう。

ラグを敷いて、暑い夏を涼しく快適にお過ごしください。

View Items

キーワードから記事を探す

FROM FLOOR
FROM FLOORは足元から快適でおしゃれなライフスタイルを提案するインテリアショップです。
フロアからインテリアイメージが広がり、コーディネートの中心となる「フロアから始まるインテリア」をコンセプトとしております。