最も身近な繊維素材の1つである『コットン(綿)』。
コットンは、Tシャツや肌着、寝具など様々なものに利用されています。
そんなコットンを使ったラグは、水洗いしやすく吸収性が高いため夏にも使いやすいです。
肌触りが良いため、赤ちゃんの触れる場所にも安心してお使いいただけます。
本記事では、コットンラグの特徴とメリット・デメリットについて解説いたします。
コットンラグの特徴
コットンは、アオイ科ワタ属の植物から採取される繊維のこと。
収穫前の繊維は白い綿のような見た目から、「綿花(コットンボール)」とも呼ばれています。
夏にも使いやすく、オールシーズンラグとして活躍してくれるのが特徴です。
使い勝手が良く、日常生活でも身近な存在となっているコットン素材。
天然素材の中でも比較的繊維が細く、薄手の織り物にして使いやすいです。
また、1本1本の繊維は短いため、繊維を撚り合わせて糸にしています。これを短繊維(または紡績糸)と言います。
短繊維はふっくらとした手触りになるのが特徴です。
調湿性が高く水洗いできるコットンは、日用品にも多く使われています。
天然繊維の中で最も親しみのある素材と言っても過言ではないでしょう。
コットンの産地
綿花の生産地は様々で、インド、中国、アメリカ、パキスタンなどが挙げられます。
比較的高温で雨の少ない地域で栽培されることが多いです。
特にインドは、現在世界最大のコットンの産地となっており、紀元前3500年頃には栽培されていました。
インド綿を使用したラグは現在でも高い人気を誇っています。
コットンと綿の違いについて
衣類やラグの素材を確認すると「綿 100%」「コットン 100%」と2種類の表記がされていることがあります。
綿とコットンの違いについて疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
綿とコットンは同じものを指す言葉です。
綿の英語名がコットン(Cotton)であり、どちらもアオイ科ワタ属の植物から取れる繊維のことを意味します。
コットンラグのメリット
私達にとって身近な繊維であるコットン。
コットンを使用したラグには以下のようなメリットがあります。
- 柔らかで心地よい肌触り
- 価格がリーズナブル
- 吸水性・通気性が高く蒸れにくい
- 水洗いしやすい
- 発色性が良い
柔らかで心地よい肌触り
コットン素材の最大の魅力は、柔らかで肌触りが良いこと。
コットン繊維の先端は、丸みを帯びた形状をしています。
そのため、肌に引っ掛かりにくく、手触りが良くなるのです。
肌触りの良いことから、敷物だけでなく寝具や下着などにも幅広く使用されています。
肌への刺激が少ないため、コットンラグはお子様や赤ちゃんのいるご家庭でも使いやすいです。
吸水性・通気性が高く蒸れにくい
コットンは吸水性や通気性が高く、蒸れにくい素材です。
コットン素材の断面は空洞の丸が並んでいるため、そこに水分をたっぷり含むことができます。
水分も吸収してくれるため、コットンのラグは汗をかいた素肌で触れてもべたつきません。
汗を吸収したコットンは、水分を放出するときに気化熱が発生するため温度を下げる効果も発揮します。
通気性が良くサラッとしているコットンラグなら、高温多湿な梅雨や夏にも快適にお過ごしいただけるでしょう。
コットンは通気性だけでなく保温効果もあるため、夏も冬もオールシーズン通して使うことができます。
水洗いしやすい
コットンは耐水性の高い素材です。
そのため、ほとんどのコットンラグは水洗いすることができます。
手軽に水で洗うことができるため、小さなお子様が万が一ラグを汚してしまったときにも安心です。
汗をかきやすい夏にも清潔にお使いいただけるでしょう。
ただ、全てのコットンラグが水洗い可能というわけではありません。
洗濯できないこともありますので、お手入れの前に必ず洗濯表示をご確認ください。
価格がリーズナブル
コットンは、シルクやウールと言った他の天然素材と比較すると価格がリーズナブルです。
コットンを使用したラグも買い替えやすい価格設定となっています。
発色性が良い
コットンは染色しやすく、発色が良いことも魅力のひとつ。
吸水性が高いコットンは、染料をしっかりと吸収し美しい色を出すことができます。
機能性だけでなくデザイン面でも優れているのが綿ラグのメリットです。
染めていないナチュラルな風合いのコットンラグも魅力的ですが、鮮やかなに染め上げたコットンラグも違った風合いをお楽しみいただけます。
コットンラグのデメリット
一方で、コットンラグにはデメリットもあります。
コットンラグの主なデメリットは以下の2つです。
- 洗濯で収縮・シワが発生する
- 乾きにくい
それぞれ詳しく解説いたします。
洗濯で収縮・シワが発生する
コットンラグは水に強く洗濯することができます。
しかし、洗濯によって縮んだり、シワができたりすることがあるため注意が必要です。
吸水性が高いコットンは、水分を吸収すると大きく膨張します。
その後、乾燥させた際に元の状態に戻らず収縮してしまうことがあるのです(膨潤収縮)。
コットンラグは優しく手洗いしてあげましょう。
洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れると繊維の傷みを最小限に抑えることができます。
お手入れをする際は、必ず洗濯表示をご確認ください。
乾きにくい
吸水性が高く、水分をたっぷりと吸取ってくれるコットン素材。
反面、水分を多く含むため、濡れると乾きにくいというデメリットがあります。
湿度の高い梅雨に厚手のコットンラグを洗濯すると、生乾きになってしまいやすいため注意が必要です。
洗濯をするときは、風通しの良い場所に干すなど、ラグが早く乾くように工夫しましょう。
頻繁に洗濯をしたい方は、薄手のコットンラグをお選びください。
コットンと他素材のラグの比較
ラグは使用する素材によって性能が大きく異なります。
ここでは、コットンとラグに多い素材(ウール・ナイロン・ポリエステル・ポリプロピレン・アクリル)の性能について比較いたします。
■ラグ・カーペットの素材比較表■
弾力性 | 耐久性 | 防汚性 | 断熱性 | 吸湿性 | |
ウール | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
コットン | ○ | ○ | △ | ○ | ○ |
ナイロン | ◎ | ◎ | △ | △ | ○ |
ポリエステル | ○ | △ | ○ | △ | × |
ポリプロピレン | × | △ | ○ | △ | × |
アクリル | △ | △ | △ | ○ | △ |
肌触りが良くお手入れしやすいコットンは、全体的なデメリットの少ない素材となっています。
コットンは吸水性が高い分、水性の汚れが付着しやすいです。
汚れの落としやすさについては、ウールや化学繊維に軍配が上がるでしょう。
コットンと並んで敷物に使われることの多い天然繊維、ウール。
コットンと同じく調湿性や断熱性が高く、オールシーズン通して使いやすい素材となっています。
ウールはコットンに比べると価格が高くなりやすい点がデメリットです。
近年はポリエステルやナイロンなど、化学繊維を使用したラグも主流になりつつあります。
抗菌や接触冷感などの機能性を付与しやすく、実用面で見ればコットンなどの天然繊維を上回っているといえるでしょう。
一方、心が落ち着く素朴な風合いや、肌への刺激の少なさという点では、コットンラグにしかない魅力です。
カーペットの繊維はそれぞれに長所と短所があります。
ラグの繊維を選ぶときは「ラグに求めているもの」「ラグを敷いたときの過ごし方」をイメージしながらご検討ください。
ラグ・カーペットに使われる素材の種類と特徴については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
おすすめコットンラグ7選
ここからは、当店FROMFLOORおすすめのコットンラグ・カーペットをご紹介します。
リベルテ
サマルカンダリアというコットンを使用したラグ。
手摘みで厳選された最高級綿花のみを使用しています。
綿の風合いを生かした凹凸のデザインは、インテリアにやさしく馴染みます。
繊維が長く毛羽立ちが少ないため、滑らかなで優しい手触りに。
赤ちゃんや小さなお子様がいるご家庭にもおすすめの1枚です。
メロア
綿素材を使用したベロア生地のラグ『メロア』。
キルティング生地のカーペットは、クッション性豊かで踏み心地が良いです。
カジュアルなイメージの多い綿素材を、ベロア生地に仕立てることで高級感を演出します。
上品な光沢と、ラグジュアリーな雰囲気をお楽しみください。
テマラ
トレンドのモロッカン風デザインと、フリンジが可愛らしい綿混ラグ『テマラ』。
染色された糸を織り上げる「先染め」生地は、手織りに近い素朴な味わいがあります。
環境にやさしいリサイクルコットンを使用しています。
長さ10mmのほど良い毛足を、高密度で織り上げました。
コンパクトに折りたたむこともできるため、収納にも便利です。
ポメロ
コットン素材を100%使用した、ユニークな模様のチューブラグ『ポメロ』。
チューブラグとは、その名の通り管状の素材(チューブ)を縫い合わせて作ったラグのことです。
プリントデザインとは違う、クロッシェのような立体感のある模様をお楽しみいただけます。
『ポメロ』はコットンラグの発色性を活かした全5色のカラーバリエーション。
インテリアのカラーアクセントにもおすすめです。
ヒラト
綿とジュート素材を組み合わせたナチュラルな風合いがおしゃれなラグ『ヒラト』。
優しい風合いの綿素材をベースに、ジュート素材がアクセントとなっています。
手織りならではの素朴さや温かみを味わえる、インド製ラグです。
綿100%のラグに比べると、ジュートらしい粗っぽい雰囲気をお楽しみいただけるでしょう。
ノワール
コットンとアクリル素材を使用したラグ『ノワール』。
電車のシートなどにも使われる、モケット織の生地を使用。
起毛した毛足が、繊細な模様を鮮やかに描きます。
重厚なインテリアにも合わせやすい、クラシカルなデザイン。
薄くしなやかな生地なので、コンパクトに折りたたんで収納することも可能です。
コサール
コットン混のオーダーカーペット『コサール』。
素材にはコットンとアクリルを使用しており、柔らかで優しい手触りをしています。
1cm単位でサイズオーダーが可能ですので、お部屋に合わせてぴったりサイズでご注文ください。
本記事のまとめ
本記事ではコットンラグの特徴やメリット・デメリットについて解説いたしました。
コットン素材のラグは吸水性が高く洗濯もしやすいため、夏にも使いやすいです。
肌への刺激が少なく、赤ちゃんのための敷物としても優れています。
ナチュラルな風合いはどんなインテリアにもマッチするでしょう。
一方で、吸水量の多いコットンは濡れると縮みやすく、乾きにくい特性を持っています。
頻繁に洗濯をしたい方は、薄手のコットンラグをお選びください。