ラグ・カーペットの捨て方を解説｜切って捨てる方法とは？

不要になったラグを、どのように処分したらいいのか悩まれる方も多いと思います。

大きいラグは処分するだけで一苦労だからこそ、捨て方のポイントを覚えておくと便利です。

この記事では、ラグやカーペットの正しい捨て方について解説いたします。

ご自分で切って捨てる方法もお伝えするのでぜひご参考になさってみてください。

ラグ・カーペットは何ゴミ？

そもそもカーペット・ラグは何ゴミに分類されるのでしょう？

実は、カーペットの素材によっても、可燃ゴミか不燃ゴミか分かれてきます。

これから、ゴミの種類について詳しく解説いたします。ぜひご参考になさってみてください。

通常は「粗大ゴミ・大型ゴミ」

ラグやカーペットは基本的に、粗大ゴミ・大型ゴミに分類されます。

一般的に､一辺が30cmを超えて、ゴミ袋に入らないものが、粗大ゴミ・大型ゴミです。

普通ゴミで出す方法

ラグやカーペットが粗大ゴミと分かったけれど、普通ゴミで出す方法が気になる方も多いのではないでしょうか？

カーペットを30cm×30cmサイズにカットし、紐で縛って、ゴミ袋に入れれば普通ゴミ（可燃or不燃）に出すことが可能です。

後ほど本記事内で、カーペットをカットしてゴミに出す方法をご説明いたします。

また、自治体によっては、カットしたとしても普通ゴミに出すことが出来ない場合があります。
各市区町村によってもゴミの出し方は異なりますので、必ず自治体のホームページなどをご確認ください。

素材別で可燃、不燃を見分ける方法

ラグの素材を見分ける時は、商品タグやご購入された店舗のホームページで商品の素材を確認することをおすすめいたします。

しかし、お手持ちのラグを長く使用していると、商品タグの文字が薄くなっていたり、どこで購入したか忘れてしまう場合も。

素材が分からず、曖昧なままゴミに出してしまうと、せっかく出したゴミが回収されない場合もあります。
その場合は、自治体や市区町村にお問い合わせください。

それでは、可燃ゴミ・不燃ゴミとして出す場合のポイントをお伝えいたします。

可燃ゴミに含まれるラグの特徴

可燃ゴミに出す場合は、自分で小さめに切る必要があります。

普通ゴミ（可燃ゴミ）として、ラグ・カーペットを出す場合は下記のことを気を付けましょう。

ご自分でラグをカットすることで一辺を30cm以下にして、ゴミ袋に入れて捨てることができます。

また、可燃ゴミとして出せる天然繊維は下記の通りです。

• 綿
• ウール
• 麻
• 絹
• イ草
• 竹　など

これらのものは、焼却しても有害なガスや汚染物質などが排出されないため、可燃ゴミで出すことができます。

天然繊維でもカーペットの裏面にゴム素材が使われている場合は、「不燃ゴミ」になりますので、注意しましょう。

不燃ゴミに含まれるラグの特徴

不燃ゴミも可燃ゴミとゴミの出し方は大きく変わらないです。

注目するポイントとして、ラグ・カーペットの素材で不燃ゴミに分類する必要があります。

不燃ゴミとして出すべきラグの素材、合成繊維は下記の通りです。

• ナイロン
• ポリエステル
• ポリプロピレン
• アクリル
• レーヨン
• タイルカーペット
• ゴム（ラグ裏面の滑り止めの素材）など

カーペットやラグの裏面に、滑り止めが付いていることが多いです。
この滑り止めは、ゴム素材なので不燃ゴミに分類されます。

カーペットを粗大ゴミ・大型ゴミとして出す方法

カーペットを粗大ゴミ・大型ゴミを出す場合、自治体のルールに従って事前に回収を予約する必要があります。
その後、コンビニなどで回収料金を支払いシールを購入し、そのシールを回収して欲しい、ラグ・カーペットに貼って指定の場所に出す流れです。

主要都市、東京都、愛知県、大阪府の粗大ゴミの出し方を例に見てみましょう。

気になる方は、下記の項目（回収サイズ・料金・申し込み方法・処分方法）をご参考に、ご自身の市区町村のホームページを見てご確認ください。

東京都世田谷区の場合

サイズ	一辺の長さが30cmを超える物
料金	２畳以下：400円・2畳～6畳以下：900円
申込方法	インターネット・電話など

世田谷区の場合、ラグ・カーペットを自分で解体しても可燃ゴミ・不燃ゴミとして出せない決まりになっています。ラグ・カーペットは、必ず粗大ゴミで出しましょう。

出典：世田谷区HP.「粗大ごみの出し方」.
https://www.city.setagaya.lg.jp/02241/online_tetsuzuki/380.html

愛知県名古屋市の場合

サイズ	30cmを超える物
料金	絨毯250円
申込方法	インターネット・電話

名古屋市の粗大ゴミ回収は、回収日は月に１度です。また、回収して欲しい日の7日前までの予約が必要になります。

出典：名古屋市HP.「粗大ごみの分け方・出し方について」.
https://www.city.nagoya.jp/kurashi/gomi/1012183/1035058/1012184/1033988.html

大阪府大阪市の場合

サイズ	30cmを超える物・棒状で1mを超える物
料金	手数料は200円（6畳未満）～400円（6畳以上）
申込方法	インターネット・電話・FAXなど

大阪市では、ゴミの出し方や分別などを教えてくれる「さんあ〜る」というアプリがあります。

出典：大阪市HP.「粗大ごみの収集について」.
https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000369355.html

ラグを切って可燃ゴミ・不燃ゴミへ出す方法

もう不要になったラグやカーペット。

粗大ゴミに出すより、リーズナブルにご自身で切って処分したい方も多いのではないでしょうか？

この章では、不要なラグ・カーペットを燃えるゴミor不燃ゴミに出す方法をお伝えいたします。

これから、ご自分でカーペットを切って処分しようと思われている方必見です。

まずは、カーペットをカットするために必要な道具を用意しましょう。

とても強い力を入れて切る為、ご心配な方は、軍手を使用されることを、おすすめいたします。

毛足が散らかるので、新聞紙かビニールシートを敷きましょう。
その上で、作業用マットを使用するとラグをカットする際に、床や机が傷付きません。

ラグ・カーペットをカットする手順は下の通りです。

1.ラグ・カーペットを切る

まずは、カーペットのサイズを30cm×30cmになるようにカットしていきます。
このサイズは、一般的に普通ゴミに出せる、ゴミ袋に入るサイズです。

定規を使用して、カッターで切ることをおすすめいたします。

また定規でラグを押さえることができるので、生地にしっかりと刃を当てることができます。

カットする際は、カーペットの裏面から切っていくと毛足が邪魔をせず作業できます。

カーペットがとても固いので、一回刃を通しただけでは切れない場合があります。
その際は、裁ちばさみ切ると良いでしょう。

2.紐で束ねてゴミ袋に入れる

カットしたカーペットは、何枚かにまとめて紐（ビニール紐・麻紐）などでしっかり結びます。

お住まいの自治体が指定したゴミ袋に切ったカーペットを入れます。

枚数が多くなると重たくなり、ゴミ袋が破れてしまう場合もあります。無理せず、枚数を分けて袋に入れると良いでしょう。

3.自治体のルールに従って捨てる

ラグ・カーペットの素材によって、可燃ゴミか不燃ゴミか異なります。

自治体、市区町村によってもゴミの出し方のルールは違いがあります。

アバウトに分別したり、ゴミの出し方が良くないと、回収されないこともあります。
お住まいの自治体のルールをホームページ等でしっかりご確認ください。

ラグを切って捨てる際のポイントとは？

今回、FROM FLOORのスタッフが実際にカーペットを切ってどれくらいの労力なのか実証してみました。

カーペットを切って捨てる時のポイント、感じたことをお伝えします。

作業される際、ぜひ参考になさってみてください。

カーペットは思っていたよりも固く、切る時に手に力を入れ過ぎて震えるほどでした。
不慣れだったこともあり、30cm×30cmを1枚カットするのに約2～3分程かかりました。

例えば、1.5畳サイズ（約200×140cm）のラグだと、35枚もカットしなければいことを考えると、粗大ゴミや回収サービスを使用した方がお手軽かもしれません。

労力とコストを天秤にかけ、普通ゴミとしてカットするか、粗大ゴミに出すかをご検討なさってみてください。

お手軽にラグ・カーペットを処分する方法

ラグをご自分でカットし、処分するということになると、1.5畳のラグ（140×200cm）の場合、35枚ラグをカットする必要があります。

2畳ラグ（約200×200cm）なら、49枚にもなります。

時間的にも、体力的にもこれだけの数のカーペットを切るのは大変だと思います。

気軽にラグを処分したい方は、下記の方法を試してみてはいかがでしょうか？

• リサイクルショップ/フリマアプリで売却
• 不用品回収業者に依頼
• 自治体窓口に相談
• 当店の「取引きキット」を使用

本章ではこれらの内容について詳しくお伝えいたします。

リサイクルショップ/フリマアプリで売却

汚れや傷みもなく、綺麗な状態のラグならリサイクルショップやフリマアプリを使用するのも一つの手です。

カーペットが人気のデザイン・ブランド・素材などであれば、リサイクルショップで売却することも可能です。

また最近では、フリマアプリで不用品を売却するシステムも浸透してきました。

不要になったラグの場合、ラグの状態が分かりやすい写真を載せると共に、商品詳細欄に記載することが大切です。
しっかり・傷や汚れなどラグの状態を確認し、取引相手からクレームにならないように注意を払う必要があります。

梱包や発送のご連絡など、細かな配慮が必要です。

不用品回収業者に依頼

業者に頼むことで、費用は多くかかってしまいますが運び出す手間が省けます。

ご高齢で荷物を持ち運ぶのが大変な方や、お引越しで他の不用品とラグを一緒に処分したい方におすすめです。

最近では、高齢者の方や若い女性を狙って、高額請求や不法投棄などのトラブルも報告されています。

不用品回収業者を利用する際は、信頼できる会社を選ぶことが大切です。

自治体窓口に相談

重たいカーペットを持ち運べないご高齢の方や、障がい者の方向けに各自治体がサービスを提供している場合があります。

ホームページや、不用品・ゴミ回収専用電話番号などが設置されている自治体が多いです。
携帯のアプリで、ゴミの回収や分別について発信している所もあります。

ご希望の方は、お住まいの自治体窓口にぜひご相談ください。

引き取りキットを利用する

カーペット専門店であるFROM　FLOORでは、当店で新しくラグ・カーペットをご購入の方限定で「取引キット」のサービスがあります。

ご自宅に、宅配専門業者が不要なカーペットを引き取りに伺います。
ラグを簡単に処分できて、新しい商品も待ち遠しい。一石二鳥のサービスです。

お仕事や育児などでお忙しい方や重いカーペットを捨てるのにお困りのご年配の方などにおすすめです。

引き取りキットは有料サービスです。
詳しいサービス内容、料金などはこちらをお読みください。

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FROM FLOORおすすめのラグ

カーペット・ラグの専門店であるFROM FLOORがお届けする、防汚、撥水機能付きなど機能面でも充実のお手入れがしやすいおすすめの商品をお届けいたします。

撥水・高密度ウレタンラグ「ジョイナス」

高密度ウレタンを使用し、もっちりとした踏み心地が良いラグです。

表面は毛足の短いマイクロファイバー素材なので、さらっとしていて心地よい手触り。

耐久性に優れていて、へたりにくいので長くご愛用いただけます。

お子様のいるご家庭やペットのいるご家族におすすめの一枚です。

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防汚機能付きでお手入れしやすい「バンジュ」

お部屋に敷き詰めても圧迫感がない高機能カーペット。

強力な撥水機能があり、水をこぼしても水玉がしばらく留まってくれます。

また、空気中の酸素を使った消臭機能付きで、敷くだけで24時間空気を綺麗にしてくれます。

サイズオーダーが可能で、お部屋の柱の凹凸にも合わせてカットできます。

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洗えるモロッカン柄のラグ「テマラ」

インド綿を使用し、高密度でふわふわな触り心地。

洗濯機で丸洗いできるので、手軽にお手入れ出来て清潔に保つことができます。

床暖房、ホットカーペットに対応可能なのでオールシーズン敷いてご利用いただけます。

人気のモロッカン柄のラグは、ナチュラルなインテリアはもちろんのこと、北欧インテリアや韓国テイストにも良く合います。

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ラグを捨てる際の気になるQ&A

ラグ・カーペットを捨てる際に、皆さまが気になるご質問をまとめました。

Q.電気カーペットは切って捨てられる？

電気カーペットやホットカーペットなどは、とても固く家庭用のカッターやハサミでは切ることが難しいです。
また内部に電熱線が入っている敷物は、ご自分で無理に切ってしまうと感電してしまうリスクもあります。

不用品回収業者をご利用されるか、お住まいの自治体にお問い合わせいただけますと良いでしょう。

Q.サイズが大きすぎて運び出せない場合は？

カーペットのサイズが大きすぎて、運び出すのもカットするのも難しい場合は、回収依頼をするのがおすすめです。

自治体で回収している場合や、回収業者をご自身で探して、直接依頼する方法があります。

Q.素材が分からない時は？

長年使っていると、カーペットの商品タグが消えかけて見えなくなっていることもあります。

一般ゴミ（可燃ゴミ・不燃ゴミ）で出したい方は、お住まいの市区町村にお問い合わせすることをおすすめいたします。

基本的に、粗大ゴミ・大型ゴミ、回収依頼でしたら素材の種類に関係なく出せます。

本記事のまとめ

ここまで、ラグの捨て方とおすすめのラグをご紹介しました。

ラグは基本的に粗大ゴミ・大型ゴミです。

ご自分で切って、可燃ゴミ・不燃ゴミに出される場合は30cm以内にカットしてゴミ袋にいれて捨てるか、縛って捨てるのが一般的です。
いずれも自治体のルールをご確認の上、処分しましょう。

当店では、新しいラグをご購入された方への「引き取りキットサービス」も行っています。
自宅に居ながら、業者が取りに来てくれる便利なサービスです。ご検討ください。