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ツインタイプのハニカムシェード(スクリーン)とは

ツインタイプのハニカムシェード(スクリーン)とは

ツインタイプのハニカムスクリーンは、厚手生地とシースルー生地を組み合わせて使用するハニカムスクリーンのことです。
厚手生地とシースルー生地の配分を調節することで、外からの視線を遮ったり、日光をブロックすることができます。

ハニカムスクリーンならではの高い断熱性を発揮しながらも、プライバシーもしっかり保護してくれるでしょう。

人通りの多い場所、調光機能が欲しい場所には、ぜひツインタイプのハニカムスクリーンをご使用ください。

本記事ではツインタイプのハニカムスクリーンについて解説いたします。

ツインのハニカムシェード(スクリーン)とは

そもそもハニカムスクリーンがどんなものなのか、その中でもツインタイプにはどのような特徴があるのか。
気になっている方も多いのではないでしょうか?

まずは、ツインのハニカムスクリーンについて解説いたします。

ハニカム構造について

ハニカムスクリーンの断面

ハニカムスクリーンの最大の特徴は、窓周り品の中でもトップクラスの遮熱断熱効果。

その秘密は、六角形のハニカム構造にあります。

ハニカムは『蜂の巣』の意味。
蜂の巣のような六角形の柱が連なったユニークな形状をしています。

このハニカム構造が窓とお部屋の間に空気の層を作り、高い断熱効果を発揮しているのです。

そのためハニカムスクリーンは、省エネ対策の有効な手段として密かに注目を集めつつあります。

ツインタイプの特徴について

ツインタイプのハニカムスクリーン

ハニカムスクリーンの中でも、2種類の生地を組み合わせたものがツインタイプです。

ツインタイプは、1台のスクリーンにシースルー生地と厚手生地の2種類の生地がついています。

シースルー生地は外の日差しを取り込んだり、眺望を楽しんだりするのに最適です。

また、厚手生地はハニカムスクリーンならではの高い断熱性を発揮します。
厚手生地には断熱性が高く日差しをしっかりブロックする遮光タイプと、柔らかく光を取り込む非遮光タイプがあります。

ツインハニカムスクリーンのメリット・デメリット

ツインタイプのハニカムシェード

この章ではツインハニカムスクリーンには、メリット・デメリットについて解説します。

メリット

ツインのハニカムシェード

ツインタイプのハニカムスクリーンのメリットは以下の通りです。

■ツインハニカムスクリーンのメリット■

  • 断熱効果が高い
  • プライバシー対策ができる
  • 調光性が高い
  • 通気性が高い

それぞれ詳しく解説いたします。

断熱効果が高い

ハニカムスクリーンの最大の特徴は、断熱性の高さにあります。

ハニカム構造によって空気の層が生まれ、室内外の熱の出入りを抑えてくれます。

シングルタイプとツインタイプの両方に言えるメリットです。

プライバシー対策ができる

シングルタイプのハニカムスクリーンは、スクリーンを巻き上げると室内が丸見えになってしまいます。
ツインタイプなら、シースルー生地を降ろしていれば、外の光を取り込みつつも室内の様子は見えません。

外からの視線が気になる場所には、ツインタイプのハニカムスクリーンをお選びいただくと安心でしょう。

調光性が高い

ツインタイプのハニカムスクリーンは調光性も非常に高いです。

厚手生地の配置を変えることによって、さらに調光性をお楽しみいただけます。

日差しが気になる場所には上部に厚手生地を配置すると良いでしょう。

通気性が高い

シングルタイプのハニカムスクリーンに比べて通気性が高いことも、ツインタイプならではのメリット。

シースルー生地のみでご使用いただくと、外からの視線を遮りつつ、室内に風を取り込むことができます。

デメリット

閉じた状態のツインハニカムスクリーン

ツインタイプのハニカムスクリーンはデメリットもあります。

■ツインハニカムスクリーンのデメリット■

  • 価格が高くなりやすい
  • 操作が少し複雑

購入後のギャップや後悔を防ぐためにも、あらかじめデメリットについても知っておきましょう。

価格が高くなりやすい

スクリーンを2枚使用するツインタイプのハニカムスクリーンは、シングルタイプに比べて費用が高い傾向があります。

当店のハニカムスクリーンを例に、価格の違いを見てみましょう。
腰高窓サイズ(幅180cm×丈100cm)のシングルタイプとツインタイプのハニカムスクリーンの価格は以下の通りです。

▼腰高窓サイズのハニカムスクリーンの値段▼

シングルタイプ 30,000円
ツインタイプ 46,000円

このようにシングルタイプとツインタイプでは、1万円以上の価格差がつくこともあります。

高い断熱性が欲しいだけで予算を抑えたいときは、シングルタイプがおすすめです。
また、プライバシー対策が必要な大通りの窓だけツインタイプにするなど、使い分けをしてみましょう。

操作が少し複雑

ツインタイプのハニカムスクリーン

ツインタイプはチェーンを使って2種類の記事を操作する必要があります。

そのため、1枚のスクリーンを上下するだけのシングルタイプに比べて操作が複雑です。

小さいお子様が使用するお部屋には操作が簡易なシングルタイプや、カーテンなどを設置されると良いでしょう。

ツインハニカムスクリーンの選び方・操作方法

ツインタイプのハニカムスクリーンが開いている

ツインハニカムスクリーンの選び方について解説いたします。

取り付け方法

ハニカムスクリーンは取り付け方法が主に3種類あります。

それぞれ使い勝手やサイズの決め方が異なるので、採寸前に決めておきましょう。

■正面付け■
正面付けのハニカムスクリーン

正面付けとは窓枠の正面の壁にスクリーンを設置する方法です。
窓枠上部の壁にネジでスクリーンを固定します。

光漏れが最も少ないため、寝室など高い遮光性が求められる場所に最適です。

■天井付け■
ハニカムスクリーンの天井付け

天井付けは窓枠の上部やお部屋の天井にスクリーンを設置する方法です。
天井付けもネジでスクリーンを固定します。

光漏れが発生しやすいです。(室内の天井に取り付ける場合はほとんど発生しません。)
窓枠内に設置すると、家具などに干渉する心配がなく、すっきりとしたシルエットになります。

■つっぱり式■
つっぱり式のハニカムスクリーン

両サイドに突っ張る力を利用して取り付けるのが、つっぱり式です。
ネジ穴を使わずに固定できるため、賃貸住宅の窓にも設置できます。

サイズ

基本的にツインハニカムスクリーンの採寸方法は、シングルのハニカムスクリーンと同じです。

今回は当店のハニカムスクリーンを例に、ツインタイプのハニカムシェードの採寸方法について解説いたします。

※店舗によってサイズの注文方法が異なります。購入される際は、必ず販売店舗の採寸方法をご確認ください。

■正面付け■
ハニカムスクリーンの正面付けの採寸方法

正面付けのツインハニカムスクリーンは、窓枠の外寸を採寸します。

横からの光漏れを防ぐため、外寸よりも両端に5cm以上ゆとりを持たせたサイズでご注文ください。

丈は窓枠外寸よりも10~15cm程度大きいサイズでご注文いただくと、下から光が漏れにくくなります。

■天井付け・つっぱり式■
ハニカムスクリーンの天井付けの採寸方法

天井付けとつっぱり式の採寸方法は同じです。

窓枠の内寸を測りましょう。
採寸サイズがそのまま注文サイズとなります。

スクリーンの配置

ツインのハニカムスクリーンは、厚手生地とシースルー生地の配置をお選びいただけます。

配置によって使い心地が変わるので、どちらの組み合わせが最適か、購入前に検討しておきましょう。

■厚手生地が上部■
ツインハニカムスクリーンで厚手生地が上部にある

厚手生地が上部にあると、上から差し込む日差しを遮ることが可能です。
シースルー生地が下部にあるため日差しを遮りつつも、外の景色をお楽しみいただけます。

また、上部からの視線を遮ることができるのもメリットです。

日差しが強い場所や、眺望を楽しみたい場所、遮光性を求めている場所に設置するツインのハニカムスクリーンは、厚手生地を上側にすると良いでしょう。

■シースルー生地が上部■
ハニカムスクリーンのシースルー生地が上部にある

上側にシースルー生地があると、日差しをたっぷりと室内に取り込むことができます。

また、下側が厚手生地ですので、外から室内が見える心配もありません。

日中に外からの明るさを取り込みたい方や、採光とプライバシー対策を両立したい方は、シースルー生地を上にすると良いでしょう。

操作方法

ツインのハニカムシェードは、1本のチェーンで操作を行う『チェーン式』や『ワンチェーン式』が多いです。

ここでは、当店で取り扱っているチェーン式を例に操作方法をご紹介します。

■スクリーンを降ろす■
ハニカムスクリーンの操作

スクリーンが閉じた状態で奥側(下部から垂れ下がる)のチェーンを引くと、スクリーン全体が下がります。

■スクリーンの割合を調節する■
ハニカムスクリーンの中間バーの操作方法

上部の生地が完全に降りた状態で奥側のチェーンを引き続けると、下部の生地が上がっていきます。(スクリーンは完全に降りた状態のまま、生地の割合のみが変わります。)
シースルー生地と厚手生地をお好みの割合に調節してください。

■スクリーンを上げる■
ハニカムスクリーンの操作

スクリーンを上げたいときは、手前側(上部から垂れ下がる)のチェーンを下に引きましょう。

チェーンを引くと下部の生地が閉じた後、上部の生地も閉じていきます。

当店おすすめのツインハニカムスクリーン

ツインのハニカムスクリーン

当店FROMFLOORおすすめのツインハニカムスクリーン『LIFEJOIN+』シリーズをご紹介します。

LIFEJOIN+は2024年ドイツiFデザイン賞を受賞した機能美あふれるヘッドボックスが特徴。
ヘッドボックスは上部もカバーされているため、ほこりやゴミの侵入を防ぐことができます。

陶器のように美しい光沢と丸みを帯びたデザインは、インテリアの雰囲気にも優しくなじむでしょう。

ハニカムスクリーンの生地

LIFEJOIN+では高級ポリエステル生地を使用し、一般的な不織布生地よりも艶やかで上質な仕上がり。
破れにくく耐久性も高いです。

生地は光を取り込む『非遮光タイプ』と光を全く通さない『完全遮光タイプ』の2種類をご用意。

■非遮光タイプ■
非遮光のツインタイプのハニカムスクリーン

非遮光タイプのハニカムスクリーンは柔らかく外からの光を取り込みます。

リビングなど開放的な空間を演出したい窓におすすめです。

■完全遮光タイプ■
完全遮光タイプのツインハニカムスクリーンの生地

遮光率100%で光を全く通さない、完全遮光生地のハニカムスクリーン。

内側にアルミ素材を使用しており、遮熱率が非常に高いです。
ハニカムスクリーンの遮熱断熱効果を存分に実感いただけることでしょう。

省エネ効果が欲しい場所には、完全遮光生地のハニカムスクリーンをお選びください。

本記事のまとめ

この記事ではツインスタイルのハニカムスクリーンについて解説いたしました。

ツインタイプとはシースルー生地と厚手生地を組み合わせて使用するハニカムスクリーンのことです。

2つの生地の量をコントロールすることで、調光や眺望のコントロールができます。
目隠しをしながら外の光を取り込むことができるため、人通りの多い窓にも設置しやすいです。

ハニカムスクリーンならではの高い断熱性と、眺望・調光性の高さを両立できることがツインスタイルの魅力。
ご自身のライフスタイルに合わせて、シングルとツインのどちらが最適かご検討ください。

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